軽石をつまみ上げた 黒と赤にわかれていた 誰かが色付けしたのだろう ―夜と夕やけみたい― と姪がつぶやいた夜ごと そのつぶやきが 軽石の鮮やかな色と 連れ立って 寝入りばなの夢に あらわれたある日 ひとりで 朝の色を探しに出かけた 姪と一緒に探しに出た…
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